ジャックと豆介さん

日々の出来事や感じた事などを
つらつらとアップしてみます♪
どうぞ、よろしく!!

「てぶくろ」とウクライナ


絵本「てぶくろ」


2022.2 絵本「てぶくろ」



おじいさんが森の中に手袋を片方落としてしまいます。雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみました。そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて、「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。手袋はその度に少しずつ大きくなっていき、今にもはじけそう……。最後には大きなクマまでやって来ましたよ。手袋の中はもう満員! そこにおじいさんが手袋を探しにもどってきました。さあ、いったいどうなるのでしょうか?
福音館書店HPより




ウクライナ民話で雪の降るような寒い日に読むと
ドキドキぎゅうぎゅう♪
なおほっこりできるお話です^^♪





北京五輪が閉幕し・・
ウクライナ情勢の緊迫がましています・・



人間もこの物語の動物たちのように
小さきもの大きいもの弱きもの強きもの…関係なく
みんなと仲良くできればいいのにね。。m(__)m

事実と真実と解釈ww・・


テレビドラマの「ミステリと言う勿れ」の整くんは


「真実はひとつなんかじゃないですよ」


「真実は人の数だけある」


「でも“事実”はひとつです。警察が調べるべきはそこです」と言った・・




そして先日読んだ本「流浪の月」(著者:凪良ゆう)では
『事実と真実はちがう。』と・・





▼今回読んだ本「わたしの美しい庭」



2022.2 「わたしの美しい庭」凪良ゆう


著者は同じく凪良ゆうさん


『事実というものは存在しません。存在するのは解釈だけです。』と・・


ニーチェの有名なお言葉らしい・・



「事実」「真実」「解釈」ww・・
頭の中はごちゃごちゃなんですけど^^;



本「わたしの美しい庭」のなかに出てくる
「ノリウツギ」の白い花

が気になって調べてみた^^♪


岡山理科大学HPより



この花が美しいのは事実!?真実!?どっち!?
それとも人それぞれの解釈なのか、、^^?




それより・・
テレビドラマ「真犯人フラブ」の真犯人は誰だ!?
ママ(宮沢りえ)は無事なのか^^?

孤独なクジラたち

本「52ヘルツのクジラたち」


本「52ヘルツのクジラたち」


著者:町田そのこ


【2021年本屋大賞・受賞作】
52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。



図書館の予約本で待ちに待った本でした^^;
期待して読んだんだけどね、、
虐待・毒親・不倫・殺傷事件・孤独・ジェンダーとか

盛沢山なんだわ、、^^;




「ひとというのは最初こそ貰う側やけんど、いずれは与える側にならないかん。いつまでも、貰ってばかりじゃいかんのよ。親になれば、尚のこと。……」byサチゑばあさん




このばあさんのお言葉につきると思った・・




親が子の声を聴いてれば・・
この本の登場人物たちは孤独にならずに・・
周波数の違うクジラたちになってなかったんじゃないかな・・
と思った。。



周波数の違う孤独なクジラ^^?



最初からみんなそれぞれ違うと思ってるから・・
モヤモヤが残った本でしたm(__)m

ガラスの骨壺とガラスの心


「Similar but not the same.似ているけれども同じではない。」
「ひとりひとり違うという状態こそが『ふつう』なんや。
『みんな同じ』のほうが不自然なんや」


寺地はるなさんの本の根底にいつもあるメッセージ^^♡


本「ガラスの海を渡る舟」


2022.1.16 寺地はるな「ガラスの海を渡る舟」



幼い頃からパニックをおこしたり頻繁に転んだり・・

大人になっても他人の曖昧な表現を理解することが難しい兄と
そんな兄に反発したり対抗意識をもつ妹が
祖父の死によって・・
祖父のガラス工房を二人で継ぐことになる・・



そのガラス工房で兄が作るガラスの骨壺。。
それをどうしても受け入れられず忌み嫌う妹、、
が色々ありぃのでやがて・・この先はご想像に任せますm(__)m



『人は誰かを啓蒙するために死ぬのではない。
賞賛されるべき死も、批難されるべき死も存在しない。
死はただの死だ。』



『自分の人生から大切な誰かが欠けるたび、
人の心はかたちを変える。
ガラスの器の縁が欠けるように。
不完全な形状の心を抱えて、
ぼくたちは生きていくしかない。』




今回の本は冒頭の祖父の言葉と・・
このお言葉が強く心に残りました。。




世界中で新型コロナ感染者数や死亡者数が日々増すなか・・
先日はトンガ諸島での海底噴火による未知の災害が・・



そして今日は阪神・淡路大震災から27年の日。。



ご冥福を心からお祈りいたします。。



とともにガラスの心。。
どうか砕け散りませぬように。。

事実と真実と善意のスタンプ


本「流浪の月」


本「流浪の月」凪良ゆう


著者:凪良ゆう


2020年本屋大賞受賞作とは知らずに完読



「幼女連れ去り事件」といえば・・
普通は被害者の幼女が可哀そうww・・となるよね・・


『事実と真実はちがう。』


ということを知りました!?


「彼が本当に悪だったのかどうかは、彼と彼女にしかわからない」


そして本当の悪は・・
なんの罰も受けず今も善人の顔をして生きている・・


もしかして世の中にはそんな人がそこかしこにいるのかも?
と考えさせてくれた本でした・・




「白い目というものは、被害者にもむけられるのだと知ったときは愕然とした。いたわりや気配りという善意の形で、『傷物にされたかわいそうな女の子』というスタンプを、わたしの頭から爪先までぺたぺたと押してくれる。みんな、自分を優しいと思っている。」



『善意のスタンプ』



好き勝手にペタペタ押す人間にも
なりたくないと思いましたm(__)m