事実と真実と善意のスタンプ
本「流浪の月」
著者:凪良ゆう
2020年本屋大賞受賞作とは知らずに完読
「幼女連れ去り事件」といえば・・
普通は被害者の幼女が可哀そうww・・となるよね・・
『事実と真実はちがう。』
ということを知りました!?
「彼が本当に悪だったのかどうかは、彼と彼女にしかわからない」
そして本当の悪は・・
なんの罰も受けず今も善人の顔をして生きている・・
もしかして世の中にはそんな人がそこかしこにいるのかも?
と考えさせてくれた本でした・・
「白い目というものは、被害者にもむけられるのだと知ったときは愕然とした。いたわりや気配りという善意の形で、『傷物にされたかわいそうな女の子』というスタンプを、わたしの頭から爪先までぺたぺたと押してくれる。みんな、自分を優しいと思っている。」
『善意のスタンプ』
好き勝手にペタペタ押す人間にも
なりたくないと思いましたm(__)m
